財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構

子育てのひろば

【先生の思い】毎月1回発行している全日私幼連PTAしんぶんの、「ふれあい」欄に掲載された作品の紹介です。

9月 7月 6月
「つながり」
〜様々な人々との交流の中で学ぶこと〜
岩手県・幼稚園 理事長・園長 松浦 典子
ふじなでしこ幼稚園は、盛岡市の北西部に隣接し、日本で一番人口の多い村として知られる滝沢村にあります。晴れた日には標高2038mの岩手山がくっきりと見える、自然環境に大変恵まれているところです。当園は創立30余年、地域に愛される幼稚園を目指し、様々な地域交流を行ってきました。

毎年6月に行われる国の無形民俗文化財「チャグチャグ馬ッコ」は、滝沢村を代表する地域行事のひとつです。当園では、年長児が前夜祭に参加しており、5月中旬頃から準備に取りかかります。園児のお父さんや職員総出で、子どもたちと一緒に二基の神輿を担ぎます。

祭りの当日は地域の神社や子ども会の神輿が列をなし、「ワッショイ!ワッショイ!」と祭りを盛り上げます。その掛け声が地域全体に広がり、村が一つになる瞬間がやってきます。

練習では、担ぎ手と囃子手が交代する場面を繰り返し行うので、お互いに大きな声を出し合い、励まし合う様子が見られます。幼少期にこのような伝統行事に参加することによって、子どもたちが全身で味わう感動を次世代へと継承していけるよう願っております。

またその他に、老人福祉施設への訪問や園行事に地域の方々を招待するなどの交流を図っています。幼年消防クラブにも入隊しており、消防演習の日には、大人の消防隊員に交じって小型消防ポンプで放水するといった演習なども行います。

さらに、昨年から学園副理事長が講師となり「親子絵本作り」を始めました。子どもたちが描いた絵や折り紙製作などの作品を製本し、子どもが作ったストーリーを書き込んで一冊の絵本を完成させるという内容です。親子の共同作業であり、大変好評を得ることができました。

地域交流、世代間交流、そして親子のふれあいを大切にした保育をこれからも考えていきたいと思っております。